橋下徹・大阪市長に市役所内からの退去を求められていた、市職員の最大労組・市労働組合連合会(市労連、2万8000人)は24日、近隣の民間ビルに一時転居するため、引っ越し作業を始めた。
市労連は近く、退去通告の取り消しを求める行政訴訟を起こす予定で、幹部は「市当局との交渉がやりにくくなり不便だが、訴訟で正当性を主張し、再び戻りたい」と話している。
橋下市長は、組合員による政治活動を問題視し、市役所内に入居している職員労組に3月末までに退去するよう通告。市労連など5団体は不法占拠で市側から提訴されることを避けるため、一時転居を決めた。新事務所は、約1・5キロ南の同市中央区に構える。
一方、市労働組合総連合(3000人)など2団体は退去を拒んでおり、4月以降も市役所内にとどまる方針。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120324-OYT1T00274.htm