シマンテックは3月6日、タブレットPC向けの情報漏えい防止製品「Symantec DataLoss Prevention for Tablet」の国内販売を開始した。Webへの書き込みやメールの形で外部に送信される データをプロキシでチェックし、機密情報に該当するものが含まれていればブロックする仕組みだ。
同社はすでに、モバイルデバイス向けのセキュリティ製品として、MDM機能を提供する「Symantec Mobile Management」や、電子証明書を用いて認証を強化する「VeriSign Managed PKI for Device」を提供してきた。これにSymantec DataLoss Prevention for Tabletを加えることで、端末そのものとアクセス、データという3つの側面からセキュリティを強化する。
Symantec DataLoss Prevention for Tablet Serverでは、顧客情報などデータベースに収められた構造化データのほか、設計文書やソースコードのような非構造化データについて、 機密情報の検出が可能だ。また、キーワードやファイル属性に基づいてデータを検出することもできる。検出ポリシー作成の手間を省くため、「PCI DSS」や 「個人情報保護法関係」といった目的ごとに検出ポリシーをまとめた「標準ソリューションパック」も提供する。