修羅の町福岡で爆弾男が死亡
「国会の爆弾男」としてロッキード事件やリクルート事件などの疑惑追及で知られた元衆院議員の楢崎弥之助
(ならざき・やのすけ)氏が29日、死去した。91歳だった。福岡市内の自宅で倒れているのを家族が見つけたが、
既に死亡しており、死因は不明。告別式の日取りは未定。
1960年に衆院旧福岡1区から立候補し、初当選。当選11回。旧社会党を経て旧社会民主連合に参加し、書記長を務めた。
不動産会社リクルートコスモスの未公開株が有力政治家に譲渡された88年のリクルート事件では、
国会での追及を緩めるよう求めるリクルートコスモス社員との会談内容をひそかに撮影。
これが民放テレビで放映され、反響を呼んだ。
また、政界引退後の2011年7月には、旧社民連の同志でもあった菅直人首相(当時)の東日本大震災へ
の対応に憤りを表明。「国民のために辞任せよ」と退陣を求める文書を民主党所属の全議員に配布した。
(2012/02/29-22:55)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2012022901054