PlayStation Vitaが7万円!? ゲーム機「輸入」を妨げるブラジルのお国事情とは
おそるべきは関税率の高さ
間もなく北米や欧州でもローンチを迎える、ソニー・コンピュータエンタテインメントの
PlayStation Vitaですが、海外ニュースサイト「SAVE AND QUIT」によると、
「ブラジルでの販売価格はおそらく1600レアル(約7万3000円)ほどになるだろう」
とのこと。げぇっ、日本の約3倍だと!?
これはブラジルのある小売店が語ったもので、Wi-Fiモデルの価格だそう(3G版の取り扱い
予定はなし)。おそらく北米からの輸入品だと思われますが、北米では249ドルで売られて
いるものが、一体なぜここまで高くなってしまうのか、不思議に思った人もいるかもしれません。
実はこれにはちゃんと理由があります。ブラジルでは自国産業育成のため、ゲーム機など
電子器機にかけられる関税が非常に高くなっているのだそう。ちなみに同記事によれば
ブラジルでは現在、プレイステーション 3が1299ドル(約10万円)、Xbox 360が799ドル
(約6万2000円)にて販売されているとか。決して輸入業者が足もとを見てぼったくっている
わけではありません。
以前紹介した「メガドライブ4」や「メガドライブ ハンドヘルド」もブラジルの製品でしたが、
こうした独自ゲーム機が生まれやすいのも、「輸入するくらいなら国内で作った方がいい」
という、ブラジルのお国事情が影響しているみたいですね。ブラジルのゲームファンに最新の
ゲーム機を行き渡らせるためには、まだまだ解決すべき課題が多いようです。
●「SAVE AND QUIT」の記事
http://image.itmedia.co.jp/gg/articles/1202/15/l_wk_120214hibikore01.jpg ◎
http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1202/15/news031.html