天皇陛下検査へ 病院に到着
天皇陛下は、心臓の周りにある冠動脈について、11日、東京大学附属病院で詳しく調べる検査を受けられます。
先ほど病院に到着され、検査は午前11時ごろから始まる予定です。
天皇陛下は、先ほど午前9時15分ごろ、付き添いの皇后さまとともに東京・文京区の東京大学附属病院に入られました。
天皇陛下は、1年前の去年2月に受けた検査で、心臓の周りを取り囲む冠動脈全体にある程度の動脈硬化が認められ、
血管の一部が狭くなっていることが分かり、薬による治療を受けられてきました。
しかし、その後の心電図の検査で日常生活でも、ある程度の運動で負荷がかかると血液の流れが若干悪くなることがあったため、
再び造影剤を使って冠動脈の状態や血液の流れを詳しく調べることになりました。
天皇陛下は胸の痛みなどの自覚症状がない「無症候性心筋虚血」の状態だということで、11日の検査は、手術などの新たな治療が
必要かどうか判断するために行われるということです。
検査は午前11時ごろから始まり、早ければ1時間ほどで終わりますが、天皇陛下は、検査後の経過観察のため、11日は病院に泊まり、12日にお住まいの御所に戻られます。
宮内庁は、検査の終了後、検査の結果や今後の治療方針について発表することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120211/k10015947791000.html