フルマラソンで初めて会った3人  職業も年齢も違うが励まし合いながらギリギリのゴール

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1 ひゅうが(WiMAX)

時間ぎりぎり励まし合いゴール 住所年齢違う3人、口熊野マラソン

和歌山県上富田町で5日に開かれた「adidas・紀州口熊野マラソン」で、住所も年齢も違う男性3人がフルマラソンのレースで偶然出会い、お互いに励ましながら、
制限時間ぎりぎりで完走した。3人は口をそろえて「2人がいなかったらゴールできなかった」と話している。

3人は東京都調布市の永田明信さん(70)、大阪府八尾市、会社員辻田昌記さん(26)、海南市、建設会社経営の辻信浩さん(36)。
マラソンの経験は三者三様だが、口熊野マラソンは全員が初めてだった。ゴールタイムは、制限時間(6時間)寸前の5時間59分44秒。

3人の中で一番後ろを走っていた永田さんは38キロすぎ、足がつって歩いていた辻田さんに「一緒に頑張ろう」と声を掛けた。
完走を諦めかけていた辻田さんは、その声で一緒に走りだした。5時間30分がすでに経過していた。

40キロ付近で、2人は前を歩いていた辻さんに会う。「もうちょっと」「頑張りましょう」。励まし合う2人の姿を見て、辻さんも奮起。
そこから3人で「このままのペースなら大丈夫」などと声を掛け合い、ゴールを目指した。
沿道にはまだ人が残っていて、声援を送ってくれた。3人は一様に「あの応援はすごく力になった」と話す。

最後の直線で、3人の帰りを待っていたスタッフたちは「あともう少し」と必死に応援。手拍子も起きた。
だが、3人の疲労はピーク。辻さんは「50メートル手前で時間表示板が見えた。そこでやっと、間に合うんだと思った」という。

永田さんは「最初は励ます方だったけれど、自分も2人に励まされた」。辻田さんも「感謝の気持ちでいっぱい」と振り返った。
3人は機会があれば、来年以降も口熊野マラソンに出場したいという

http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=225979
2 もみじ(空)

涙腺が