http://www.sanspo.com/baseball/news/120204/bsb1202040504019-n1.htm 阪神春季キャンプ(3日、宜野座)G007をびびらせた!!
外野手に挑戦中の阪神・中谷将大捕手(19)が2度目の特打に挑み、フリー打撃と合計26本のサク越えを放った。
初視察の巨人スコアラーは大警戒。さらにブルペン入りした榎田大樹投手(25)の最後の3球を視察した巨人スコアラーも驚きの声。
充実の虎に警戒度を高めた。
19歳の才能は巨大戦力を誇る宿敵をも、うならせた。中谷の26本の放物線が“あいさつ”になった。粗削りで未完成の素材に磨きをかけている。
「下半身を使おうとやっています。まだまだ全然です」
フリー打撃で90スイング中11発。特打では打撃投手から87スイングで11本。体力が減った中で行ったマシン打撃では
112スイングで4本をフェンスの向こうへ運んだ。計289スイングで26発。細かいフォームは気にしない。
「今は思い切って振っているだけ」と、ひたすら強振して打球を遠くに飛ばすことを繰り返した。
覚醒間近の虎の新アーティストを初めてみた巨人・村田スコアラーは1軍戦力としての脅威を感じ取った。
「パンチ力に目を引かれた。あとは実戦でどういう対応をできるか。しっかり見ていかないといけない選手であることに間違いない」
今後の成長を見ながら、マークを続けることを明言した。チームの現状として、生え抜きの和製大砲が育っていない事実がある。
その候補一番手が高卒2年目の若虎だ。長打力を生かすため、秋季キャンプから本職の捕手から外野手へのコンバートを進めた。
「ある程度、慣れてきたけど(捕球から送球へ移る)ステップとか、まだ全然(うまくできない)です」。前日2日は特守をこなし守備力向上にも努めている。
初参加の1軍キャンプで3日間を終えた。この日もグラウンドを出たのは午後6時前。緊張の日々を過ごし、長い練習にも食らいついている。
乗り切ったその先で得る本物の力で、ライバル巨人を打ちのめす。