生涯学習に「人生の締めくくり方も」 文科省有識者会議
生涯学習のあり方を話し合う文部科学省の有識者会議が近く、「人生の締めくくり方の学びも必要」と、
死生観に言及した異例の報告書をまとめる。50年後には高齢者1人を現役世代1.3人で支える
状況になるとの推計が出て、税と社会保障の一体改革の議論も注目されており、担当者は
「教育分野でも『死はデリケートな話題だから』と避け続けるわけにはいかない」という。
「超高齢社会における生涯学習の在り方に関する検討会」(座長・秋山弘子東大特任教授)で3日、
報告書の素案が提案された。
生涯学習は趣味や教養的なイメージがあるが、地域活動や社会貢献活動も重要な柱だ。
報告書案では、ボランティア活動への参加、インターネットなどICTリテラシー(情報通信技術を使う能力)の
学習の促進などを盛り込むとともに、「人生の締めくくり方に関する学び」と題する一項目を設けた。
http://www.asahi.com/national/update/0205/TKY201202040565.html 依頼7