セサル

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1 アフィ野郎(東京都)

神奈川イメージアップ大賞:21世紀の会が表彰式 横浜銀行頭取・寺沢辰麿氏の講演要旨 /神奈川

 ◇投資、貿易 コロンビアは有効
 20世紀のコロンビア経済は100年間、安定的に成長し、4回の経済危機はいずれも対外的な理由で
起こっていて中南米で一番成長率とインフレ率の変動が少なかった。

 石油危機や治安の悪化による投資の低下により80年代から成長率が低下。IMF(国際通貨基金)・
世界銀行による新自由主義の導入などもあり政治・経済改革の必要性が出てきた。そこで、90年8月
に就任したセサル・ガビリア大統領が、金融改革法、税制法、通商改革法などを成立させた。91年2月
には憲法の審議を始め、7月に新憲法を制定。憲法改正と経済改革をスピード感を持って実施した。

 改革というと、どこの国でも抵抗勢力があるが、彼は労働組合、経済界など各種利害関係団体へアメ
を与えて対策を講じ、政治的連携、巧みなマスコミ対策などで「極めて迅速かつ全面的に」改革を行った。

 結果、外資は流入して投資は回復、財政規模は拡大し、国民の満足度は高まった。ポピュリズム政権
や軍事独裁政権が誕生せず、ハイパーインフレを経験せず、一貫して親米政権であることなどが特徴。
我が国にとって、投資先としてはリスク分散になり、貿易品目は相互補完的であるなど、非常に有効な国
ではないかと思う。

毎日新聞 2012年1月24日 地方版
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20120124ddlk14040499000c.html