2011歳末点描:“大先輩”手ほどき、子供らしめ飾り製作 /山口
下関市秋根南町の勝山公民館で25日、正月用のしめ飾りを作る講習会があった。
勝山公民館主催で、参加した地域の子供たち約70人が、地元の“大先輩”たちに、日本の伝統を学んだ。
この日は、講師役に招かれた高齢者7人がしめ飾りの作り方を手取り足取り教えた。
わらを3本に分け、手のひらでねじりながら、三つ編みにしていく作業に市立勝山小2年の中里知早子さん(7)は「難しいけれど、楽しい」と満面の笑みだった。
しめ飾り教室は約20年前、「お正月を前に、地元に残る伝統や文化を知ってほしい」と始まった。
また、児童文学者の黒瀬圭子さん(78)が勝山地区に伝わる伝承も子供たちに教えた。
黒瀬さんは「地域には口で伝えられてきた文化や伝承が多い。大切にしていきたい」と話していた。【尾垣和幸】
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20111227ddlk35040380000c.html