いまだに東日本大震災と原発事故を前に立ちすくむ日本の政治。なぜ日本の政治はこうも無力に
なってしまったのか。政治ジャーナリスト渡辺乾介氏(『小沢一郎 嫌われる伝説』著者)が政府と
国民の関係について小沢一郎・元民主党代表に問う。
――被災地の人たちが、苦悩、苦難、困難を抱えながらも自分たちの手で何かやらねばならない
という、この大衆のエネルギーを政治が酌み取ろうとしないところが実に悲しく虚しい。
小沢 : 今回、一般の人たちがお互いに連帯していろいろな救助活動や復興活動に立ち上がった。
これは日本人のとてもいいところで、みんなが感動した点だと思う。一方、地方はいちいち
中央の霞が関の許可をもらったりするのが面倒くさくてしようがないと思っているけれども、
それが政治的な運動にならない。そこが日本社会が他の国から遅れているところですね。
大きな変革を起こせない理由でもある。本来ならば、特に福島県の人たちなんか、全県民が
上京して、霞が関を取り巻くぐらいのムシロ旗デモを起こしてもよさそうなのに日本は
そうならないんだね。
http://x0t.in/iEMi 毎度のことだけれど、これはひどい。“Occupy Wall Street”の「ウォールストリート」に対応する
日本の場所は「霞ヶ関」などではない。アメリカで起きている抗議運動は、金融資本主義の本拠地を
ターゲットにしているのだ。それを小沢一郎は「官僚批判」にすり替えようとしている。本気で
「新自由主義」と戦う気など、小沢には毛頭ないのだ。
http://x0t.in/fQdi 陸山会公判、小沢被告側が公訴棄却求める申立書
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111227-OYT1T01106.htm