生存戦略〜！

成田空港：利用促進へ　県が「戦略会議」初会合　／千葉

　県は２２日、成田空港の更なる利用促進と、県経済の活性化を図るため、「グレード・アップ
『ナリタ』活用戦略会議」を設立、千葉市内のホテルで初会合を開いた。

　同会議には外部有識者として、県商工会議所連合会の石井俊昭会長や京成電鉄、日本旅
行業協会などの関係者も加わった。

　会合では、成田国際空港会社とちばぎん総合研究所が「震災の影響から脱し、年明けには
昨年を上回る航空取扱量が期待できる」とする成田の現況や「国内線乗り継ぎの利便性向上
」「深夜早朝の貨物・ビジネス需要の取り込み」など県経済の発展に向けた提言を行った。

　出席者からは「県内にとどまってもらえる施設整備など、空港を活用した地域づくり」「圏央道
の早期開通」「『遠い』という心理的バリアを払拭（ふっしょく）するためのＰＲ」などさまざまな意
見が出された。

　出席した森田健作知事は「東京・羽田ブランドに千葉ブランドは負けている。空港とともに千葉
の魅力をもっと作らないといけない」などと訴えた。

　県は１０月、庁内の空港や経済、観光の担当課で組織する「パワーアップ『３０万回ビジョン検
討プロジェクトチーム』」を設置。空港周辺地域の活性化▽情報発信▽今後就航便が増える国
内線の活用−−などの観点で検討を進めてきた。今後は同戦略会議と連携し、空港活性化策
などを深める方針だ。【味澤由妃】

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20111223ddlk12020192000c.html