押し入れの男性遺体、刺し傷胸などに数十カ所、強い殺意か/川崎
2011年12月23日
川崎市中原区苅宿、アルバイト柳澤正生さん(62)が22日夕、自宅の押し入れから遺体で発見された
殺人・死体遺棄事件で、遺体の胸や腹などに数十カ所の刺し傷があったことが23日、中原署特別捜査本部の
調べで分かった。特捜本部は、柳澤さんに強い殺意を抱いていたとみて調べている。
県警によると、胸部を中心に何度も刺したような痕があり、一部は心臓に達していた。
着ていたジャージーの上から刺されていたという。自宅1階で血痕が多く見つかっていることなどから、
県警は殺害された場所は自宅1階とみている。
また、柳澤さんが15日早朝にごみを出している姿を、近隣住民が目撃していたことも判明。
同日早朝から、勤務先に姿を見せず行方が分からなくなったのが発覚した19日までの間に、
事件に巻き込まれたとみられる。
これまでの調べで、凶器のほか、柳澤さんの携帯電話や自宅の鍵、財布は見つかっていない。
口座から現金を引き出された形跡はないという。
県警は近くの商店街の防犯カメラの映像データを回収し、確認作業も進めている。
行方不明が発覚した19日夜、柳澤さんの長女(28)が捜索願を中原署に提出。
県警が22日に柳澤さん方を調べ、同日夕に遺体を発見した。
遺体は1階寝室の押し入れの中に入れられ、布団にくるまれた状態だった。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1112230034/