【カイロ共同】英国を拠点とする「シリア人権監視団」は21日、シリア北部イドリブ県での20日の治安部隊による弾圧で、
市民ら少なくとも56人が死亡したことを明らかにした。
121人の遺体が病院に運び込まれたとの情報もあるというが、実態の把握は困難な状況だ。ロイター通信などが伝えた。
シリアは、反体制デモに対する武力弾圧の停止を求めるアラブ連盟の監視団受け入れに同意しており、
連盟側は22日に先遣隊を、年内に本隊を派遣する方針。
弾圧を停止すればデモが拡大するのは必至で、監視団の展開を前にアサド政権が弾圧を強めている恐れがある。
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