電気代549万円自腹 図書館職員、中部電と勝手に契約
岐阜県図書館(岐阜市宇佐4丁目)の男性主査(54)が、県に無断で電力会社と契約し、滞納し
た電気代549万円を自分で払っていたことが県教育委員会の調査でわかった。主査はほかにも事務
処理で不正をしており、県教委は20日付で減給10分の2(6カ月)の懲戒処分にした。
県教委によると、主査は今年5月、図書館本館と駐車場への電気の供給を中部電力と契約した。正
規の手続きを怠っていたため、県から電気代が支払われず、6〜7月分の計549万円を滞納。中部
電の担当者から「電気を止める」と告げられたため、貯金などから全額支払ったという。
もともと図書館に電気を供給していた会社が東日本大震災の影響で、5月以降の契約を更新しな
かった。代わりの会社を決める一般競争入札には応札がなかった。再度の入札をしなかった主査は
「図書館に電気が来なくなる」と心配して、県に無断で契約したという。
http://www.asahi.com/national/update/1220/NGY201112200015.html