思春期も脳進化、IQ20ポイント上昇も 英大学研究
知能指数(IQ)は思春期のころにかなり変化し、対応して脳の構造も変化することが
ロンドン大学の研究でわかった。20日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に論文を発表した。
IQは一生であまり変化しないと考えられている。ところが論文によると、協力してくれた男女33人が
12〜16歳のときに受けたIQテストの結果と4年後に受けた結果をチームが比較したら、4年間で
20ポイントも上昇した人がいた一方、同じぐらい下がった人もいた。
磁気共鳴画像撮影装置(MRI)で脳の構造を見たところ、言語や算数、一般教養などを
測る言語性IQが上がった人は、話をする時に活性化される左脳の一部の神経細胞の密度が
高まっていた。また、ジグソーパズルを解いたりする能力を測る非言語性IQは、手を動かしたときに
働く小脳の一部の神経細胞の密度が高まっていた。
http://www.asahi.com/science/update/1019/TKY201110190720.html