中国人の7割「韓国人が憎い」

中国、韓国ではこのほど、韓国の排他的経済水域（ＥＥＺ）内での中国漁船の船長による韓国海洋警察官の殺傷事件への関心が高まっている。
中国政府は早々と遺憾の意を表明し、両国の関係悪化の回避や事態収拾に向けた考えを示したが、韓国では中国大使館前で抗議活動が行われたほか、中国でも韓国大使館に金属製の玉が打ち込まれるなど、両国の国民感情はいまだ収まりを見せていない。
中国ヤフー(中国雅虎）ではこのほど、インターネットで事件に対するアンケート調査を実施し、中国人による事件の“とらえ方”を示した。

　　アンケートでは、「中国人船長はどのような罰を受けるか」、「韓国人が中国大使館前で行ったデモについてどう思うか」、「韓国人への感情」の3項目が問われ、インターネット上での投票形式で回答が行われている。
項目によって投票人数はまちまちだが、15日午前11時の時点で約651―1119人が回答した。

　　その結果、「中国人船長はどのような罰を受けるか」に対しては682人が回答。
「中国の法律で裁かれるべき」との回答が、全体の約37％で最も多く、「韓国で死刑にされる」（約21％）、「韓国で収監される」（約15％）だった。

　　「韓国人が中国大使館前で行ったデモについてどう思うか」については651人が回答。
最も多い約39％が「非常に腹立たしい」と回答した。
しかし、「政府は速やかに態度を示すべき」（約38％）、「理解はできる」（19％）、「みっともない」（4％）など、政府に対するいら立ちや、韓国人に対する理解を示すなど、結果に「複雑な心境」が表れた。

　　このほか、「韓国人への感情」については、ほかの2項目よりも多い1119人が回答。
「憎んでいる」が約67％で、「どうでもいい」（22％）、「尊敬している」（8％）、「好感を持っている」（2％）を大きく上回った。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1215&f=national_1215_084.shtml