自転車マナー向上へ ぬまっきを初めとする沼津の9高校が連携
自転車マナー向上へ 沼津の9高校連携(12/14 14:31)
沼津市の公、私立高9校の生徒らがこのほど、「学園通り自転車マナー向上委員会」を結成した。
全国的に自転車交通ルールへの関心が高まる中、生徒自ら、市内でも特に自転車通行量が多い、
県道足高三枚橋線(通称・学園通り)での規範意識向上を目指す。県教育委員会によると、複数の高校が連携した自転車マナーの啓発活動は県内初という。
約2キロに4校が集中し、近隣校の通学路にもなる学園通りは、一時不停止や並走など、マナーの悪さがたびたび指摘されていた。
沼津署が1〜10月に指導した高校生の自転車交通違反(3195件)も学園通りの通学生が相当数を占めるという。
各校への苦情も後を絶たないことから、生徒が主体となって改善に動き出した。
委員会は加藤学園高を中心に9月に発足。加藤学園暁秀、誠恵、桐陽、沼津中央、飛龍、沼津城北、沼津市立、沼津東の各高校の生徒3〜4人が月1回、
通り沿いで安全運転を呼び掛けてきた。今月6日朝にも約40人が、専用通行帯の走行や速度を指導した。
委員会を指導する加藤学園高の河本秀昭教諭は「注意を素直に聞くなど、意識は着実に向上している」と効果を実感。
委員からは「歩行者視点だと自転車は速く感じる。危険性に気付いた」という声もあり、自分の運転を見つめ直すきっかけにもなっている。
今後は、各校が自主的に活動を広げていけるかが課題。
委員の積極的な声掛けも重要だ。森友宏さん(同高2)は「もっと自信を持って呼び掛けたい」と意欲を見せた。
http://www.at-s.com/news/detail/100085042.html いらい234