セシウム検出粉ミルク流通県があすから検査
2011年12月14日
微量の放射性セシウムを検出した粉ミルクが県内に流通していたことを受け、県は13日、東北や関東地方など17都県から出荷された加工食品の放射性物質を検査すると発表した。
検査は15日からで、県内で市販している食品を毎週5品目ほど買い上げて抜き打ちで検査する。
県生活衛生課によると、検査の対象は、政府の原子力災害対策本部が食品の検査を要請した東日本の17都県産の食品。
通常、出荷する前に産地自治体が検査しているはずだが、検査機器や人手の不足から野菜や魚など原材料のみになっているのが現状だという。
今月6日には、食品大手の明治が3月14〜20日に埼玉県の工場で製造した粉ミルクから、1キロあたり最大30・8ベクレルの放射性セシウムを検出。
県内にも流通していた。
県は対象自治体で製造された食品を県内スーパーなどの店頭で買い、検査する。
同課は「粉ミルクやジュースなど子どもの口に入る機会が多い加工品を中心に検査したい」としている。
検査結果は県ホームページ(http://www.pref.tokushima.jp/)で公表する。
(川原千夏子)
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001112140001