DVD機:発火の恐れで回収、再流通 別業者が輸入、9000台
発煙や発火の恐れがあるとして、中堅商社「長瀬産業」(大阪市)が自主回収した海外製のポータブルDVDプレーヤー約9000台が、別の業者によって再び国内で販売された可能性があることが分かった。
経済産業省は、事故やけがの情報は無いとする一方、自主回収品の再流通について「聞いたことのない事態」としており、経緯を調べている。
再流通した可能性があるのは、台湾メーカーの「axion」ブランドで、中国で生産されたAXNシリーズ。
長瀬産業によると、03年6月から全国で約47万台を販売。07年7月から約4割を回収し、海外に返品したり、廃棄したという。
輸入卸販売「デジタルランド」(長野県)が、対象製品約4万7000台を海外の業者から購入。デ社によると、今年5月以降約9000台がインターネット販売業者やリサイクルショップを通じて売られた。型番号などから、自主回収品が含まれるとみられるという。
デ社は、9月に指摘されるまで欠陥商品とは知らなかったとし、再回収については経産省に相談しているという。【馬場直子】
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◇長瀬産業が自主回収中の製品一覧(同社の相談電話は0120・181・655)
ポータブルDVDプレーヤー
《axion AXN》2548、2588、3539、3588、3589、3709、3808、4109、4709、4809、5109、5429、5709、5807、5909、6109、6608、6705、6709
《ROSSINI RPD》7100、7700
《AUDIOVOXD1708》
《INSIGNIA NS‐7PDVDA》
《BCHW−0001》
《AXN2708WB》
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111209ddm041020136000c.html