新潟知事が反省まで口にしたレルヒさんの成績
全国各地のご当地キャラクターの人気投票で、新潟県のスキー観光をPRするキャラクター「レルヒさん」が10位にとどまったことが、
新潟市で開かれた県観光復興戦略会議で話題として取り上げられた。
人気投票は全国349のキャラクターを対象にインターネットで行われ、埼玉県羽生市で11月27日に行われた「ゆるキャラさみっとin羽生」で
結果が発表された。投票総数約330万のうち、約28万7000票を獲得した熊本県の「くまモン」がグランプリに輝き、レルヒさんは約9万票で10位だった。
上越市でスキーを国内に初めて伝えたオーストリア・ハンガリー帝国軍人のレルヒ少佐がモデルのレルヒさんは、ひげ面に黄色い服と帽子、
身長2メートル70の細長い体が特徴。子供には怖がられることも多いが、大人の女性の間では「きもかわいい」と一定の支持を得ているという。
今月2日に新潟市中央区のホテルで開かれた戦略会議で、出席者の一人が「レルヒさんはかわいくない」と指摘すると、泉田裕彦知事は
「きもかわ(きもかわいい)系だが、投票途中では上位にランクしたこともあった」と擁護。「戦略会議を通じて投票依頼をすればよかった」と反省の弁まで口にした。
泉田知事は「上位入賞させるために、県庁内で投票依頼を命令でやっていいのかと抵抗感もあった。県の組織でやればいろいろと問題もある。レルヒさんが
1番になれば、全国的にインパクトもあり、今後は対応していきたい」と次回以降の雪辱を誓っていた。
(2011年12月6日11時14分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20111206-OYT1T00384.htm