宇都宮市の清原工業団地周辺で20日、「第25回宇都宮マラソン大会」が開催され、小学生以上の男女約7500人が晩秋の栃木路を駆け抜けた。
2キロからハーフまでの8種目あり、毎日新聞宇都宮支局からも吉川学支局長(50)と中村藍(29)、泉谷由梨子(28)両記者が5キロコースに初挑戦した。
興味本位だったが、走ってみて目覚めてしまった。その宇都宮マラソンの魅力とは−−。
◇美ジョガー目指して ウエアで盛り上げ−−中村
「このままではまずい」と泉谷記者と練習を始めたのは大会2週間前。走ってみると5キロはつらい。
走っては歩き、走っては歩きの繰り返しだった。翌日から激しい筋肉痛に悩まされ、日頃の不摂生を呪った。
ウエアをそろえれば気分も盛り上がるかも。最近話題の「美ジョガー」にあやかり、
スポーツ店でランニング用スカートやカラフルなウインドブレーカーを品定め。スパッツにショートパンツ、ピンクのシューズを購入して、無理にでもモチベーションを高めた。
2回目、3回目の練習では体が慣れたのか、5キロを完走できた。なんとなく自信をつけて当日に臨んだ。
そしてこの日。親子ランナーはじめ、いるいる。ピカチュウも美ジョガーも。ハーフマラソン挑戦者はいずれもほっそりして筋肉質で見とれてしまった。
スタートの合図とともに出走。5キロコースは工業団地の中をぐるっと1週する。
晴天の下、汗が心地よく、おろしたてのシューズが路面をかむ感触は壮快。なんなくゴールした瞬間の達成感といったら。
目標タイムの30分を切ったのは何よりの収穫だった。そして一気に会場内の屋台に直行。
牛肉と豚バラ肉の串焼き、ギョーザ、焼きおにぎりをビールで流し込み、来年は美ジョガーになってハーフコースを走る姿を夢見るのであった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000112-mailo-l09