未来へ変わる大分駅 5日に記念式典
大分の玄関口、JR大分駅(大分市要町)が今月、開業100周年を迎え、5日に記念式典が開かれる。
日豊、久大、豊肥の3線が通る要所として、
経済や観光面などでの貢献は大きく、県都大分市の発展を100年にわたり見詰めてきた。
現在、駅周辺では、3線の高架化が進み、シネマコンプレックス(複合型映画館)、
ホテルなどが入る駅ビルの建設が予定されるなど、駅周辺の風景は大きく変わろうとしている。
JR大分駅によると、開業当時、大分駅を発着する列車は1日12本で、利用者は約150人。
現在は日豊、久大、豊肥の3線で計460本の運行があり、約3万3千人の利用者がいる。
戦後、関東や関西を結ぶ空や海の便が就航し、1989年以降、高速道路網も広がった。
長距離移動手段は選択肢が増えたが、工藤真治駅長は「大分は人口の割に鉄道の利用者が多い。
駅と街が近くにあるので地域に密着できているようだ」と話す。
同支社は5日に、大分駅北口周辺で、
記念式典(午前9時40分〜)と開業100周年記念イベントを開き、
駅コンコースではこれまでの歴史を振り返る写真などを展示する。
工藤駅長は「高架化で、また新たな駅の歴史が始まる。
ぜひ、これまでの100年を見にきてほしい」と話している。
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_132021027423.html 大分市の発展を見詰めてきたJR大分駅
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