‖‖‖ スレ立て依頼所 ‖‖‖

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543名無しさん@涙目です。(茸)
EU「ヨーロッパを救えるのは中国だけだ」(*`ハ´)「」

ヨーロッパの信用不安を食い止めるために、あの国が救いの手を差し伸べてくれたら──EU関係者がそう望みを託す国がある。中国だ。
ヨーロッパの債務問題解決の鍵を握るとされる欧州金融安定基金(EFSF)CEOのクラウス・レグリングは先週、北京を訪問。
彼の説明によれば、訪問の目的はEUの債権を購入する可能性のある金融機関や中国当局者を口説き落とす「お決まりの会合」に出席することだ。

先日行われたEU首脳会議では、ギリシャなど財務の脆弱な国家を支え、ヨーロッパ経済の崩壊を防ぐために、EFSFの支援機能を現行の3倍となる1兆ユーロ規模にまで拡大することで合意したばかり。
それに伴って、世界屈指の外貨保有国である中国が資金の拠出先として目を付けられたというわけだ。

中国側にも金を出す動機はある。ヨーロッパは中国にとって最大の輸出市場で、その額はGDPの約6%を占めている。
ヨーロッパ経済が傾けば、中国も痛手を負うことになる。
中国がヨーロッパの救済資金にいくら投じるのか、中国がヨーロッパに見返りとして何を要求するのかは分からない。

憶測として飛び交っているのは、中国がEFSFの債権に500億?1000億ドルを投資するというもの。
だが債権の買い手に関するEUの情報公開の規則に従えば、投資額はあくまで大陸ごとに公表され、特定の国名や投資家名までは明かされない。

中国の当局者はフィナンシャル・タイムズ紙の取材に対し、投資額を増やす場合は何らかの保証が欲しいと語った。
「中国政府が最も懸念しているのは、この決断を国民にどう説明すればいいかということだ」と、中国人民銀行(中央銀行)の金融政策委員、李稻葵(リ・ダオクイ)は言う。「
中国が最も避けたいのは、国の財産を無駄にすること、そして単なる金づると見られることだ」

中国がヨーロッパの債務危機に救済の手を差し伸べれば、その見返りにEUから、中国が「市場経済」になったとのお墨付きを一刻も早くもらえる――。
中国のエコノミストと国営メディアはこの夏、そんな考えを盛んに広めようとした。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2011/10/post-2319.php