[ニューヨーク 26日 ロイター] 「ウォール街を占拠せよ」をスローガンに始まった反格差社会デモは、
29日にも再び世界一斉の抗議行動が呼び掛けられている。そんな中、デモの本拠地であるニューヨークのズコッ
ティ公園では、皮肉なことに「資本主義」がしっかりと根を下ろしている。
同公園の周囲には、ウォール街占拠デモを扱ったTシャツやアート作品を売り出す業者があふれており、一部には
、そうした商売行為はデモの主張を弱めるとの声も出ている。
ただ、インターネット上でも、ウォール街占拠デモの便乗ビジネスは盛り上がりを見せており、あるサイトでは「ウ
ォール街を占拠せよ」と書かれたiPhone(アイフォーン)のケースが35ドル(約2700円)で売られているほ
か、「占拠」をうたい文句にしたコンドーム30個を11.99ドルで販売するサイトも登場した。競売サイトのイーベ
イでは25日夜までに、関連商品約5000アイテムが出品されている。
また、ニューヨーク州在住のロバート・マレスカさんとダイアンさん夫婦は先週すでに、「ウォール街を占拠せよ」という
フレーズの商標登録を申請。「自分がやらなければ、ほかの誰かがやるだろう」と語っている。
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1319704744435.html