2011年10月21日までに、福建省寧徳市の大手不動産開発会社、順豊企業公司の経営破たんが明らかに
なった。純資産16億元(約192億円)に対し、債務は21億5000万元(約260億円)。女性経営者の鄭小青氏
によると、最近、他社に貸し付けた1億元(約12億円)が回収できず、資金繰りに行き詰まった。海南網など
中国の各メディアが伝えた。
鄭小青氏は12日、寧徳市の地元紙に公告を掲載し、自身が債務危機に陥り、会社資産は債権者の管理
下に置かれていることを明らかにした上で、債権の買収などを呼び掛けている。関係事業は支障なく行わ
れている。関係者らは、同氏が経営する事業の大部分は優良資産で、経営再建は可能との見方で一致
している。
同氏によると債務21億5000万元のうち4億元は銀行からの借入金。一部がいわゆる高利貸からの借入
もある。また、会社と直接の貸借関係にある個人は20人あまりという。
中国では不動産業者の資金難が全国的に広がっており、先に内モンゴル自治区オルドス市の地場デベ
ロッパー中富房地産開発公司が経営破たんした。負債総額は2億6300万元(約32億円)。最大株主は
失跡、法人代表の王福金氏は自殺した。(翻訳・編集/JX)
ソース:Record China 2011-10-22 07:37:51 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55353