夫が起訴内容認める 笠岡の妻放置死
今年1月、笠岡市広浜の自宅で寝たきりの東山はるみさん=当時(49)=が放置され病死した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた
夫の無職東山広和被告(51)の裁判員裁判初公判が18日、岡山地裁(森岡孝介裁判長)で開かれ、東山被告は起訴内容を認めた。
冒頭陳述で検察側は、広和被告は家事をしないはるみさんに愛情を感じなくなり、足が不自由になった2005年から自宅離れに1人で住まわせたと説明。
「被告は食料を差し入れてはいたが、『わがままなペット』のような存在で、病院には連れて行かなくてもいいと考えた」と述べた。
死亡の約1カ月前、やせ細ったはるみさんを見た際も「他人に見せるのは家の恥だと思い放置した」と指摘した。
一方、弁護側は「要求通りに食事を与えるなど、可能な限り面倒を見た」と強調した。
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