福島第一原発の低濃度汚染水、発電所内に散水

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1 ◆zzzbb2c.e6 (東京都)

第一原発の低濃度汚染水、発電所内に散水

東京電力は7日、福島第一原発5、6号機にたまっていた低濃度の放射能汚染水を発電所敷地
内の木材などに火災防止のためにまき始めた。国の基準以下まで浄化装置で浄化しており、東
電は環境への影響はないとしている。

 発電所周辺にたまる地下水は通常、くみ上げて汚染が基準以下であることを確認して海に放
出する。事故が起きていない5、6号機の建屋には震災後、流入した津波による海水や地下水
がたまっていた。だが、海への放出に地元自治体や周辺漁協が反対していた。

 放射能汚染水をためていた仮設タンクなどがほぼ満杯になったため、福島県や大熊町、双葉
町、茨城県の漁協などの了解を得て、約1万7千トンの水をまく。7日午後には発電所南側の
山林と駐車場に28トンの水をまいた。まく前に放射性物質を吸着する浄化装置や塩分を取り
除く装置で処理した。処理後の水の放射線量を調べたところ、環境省が示した放射性物質の濃
度基準を下回っていた。
http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY201110070433.html

低濃度汚染水を処理した水を発電所敷地内にまく作業員=7日午後2時15分ごろ、福島第一
原発、東京電力提供
http://www.asahi.com/national/update/1007/images/TKY201110070455.jpg