夢、希望、友情、勇気…。福島第1原発事故を受け避難生活を余儀なくされている子どもたちに、漫画家の藤子・F・不二雄さんのメッセージに触れてもらおうと、
川崎市は9日、福島県飯舘村の小学校低学年の児童と保護者(52家族174人)を川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区)に招待する。
同市が創設した東日本大震災被災者等支援基金を活用した「飯舘村子ども・子育て応援親子ツアー」(8〜10日)の一環で、
故郷を離れて暮らす子どもたちの再会の場にしてもらう狙いもある。村立小学校に通学していた児童(1〜3年生)の全家庭(約200)に同村教委を通じて参加を呼び掛けた。
参加予定者は現在、福島県内の他地域をはじめ埼玉県、相模原市などに避難を余儀なくされている。同村には三つの村立小学校があり、
児童たちは、隣町の町立中学校の空き教室を借りた合同校舎に通学しているほか、参加予定の52家族のうち12家族19人の児童は他校に通っている。
ツアー初日の8日夜には久しぶりの再会となる夕食会を催し、同ミュージアムの見学のほか、ラゾーナ川崎や川崎地下街アゼリアでのショッピングを楽しんでもらう日程。
阿部孝夫市長は「子どもたちに伸び伸びと連休を楽しんでもらえれば。今後もきめ細かく被災地を支援していきたい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111005-00000015-kana-l14