ニュートリノ実験 専門家ら驚き 「タイムマシン可能」
名古屋大などの国際研究グループが23日発表した、ニュートリノが光よりも速いという実験結果。光よりも速い物体が存在することになれば、
アインシュタインの相対性理論で実現不可能とされた“タイムマシン”も可能になるかもしれない。
◆概念変わる
「現代の理論物理がよって立つアインシュタインの理論を覆す大変な結果だ。
本当ならタイムマシンも可能になる」と東大の村山斉・数物連携宇宙研究機構長は驚きを隠さない。
質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すると時間は止まってしまう。
光速で動く物体が時間が止まった状態だとすると、それよりも速いニュートリノは時間をさかのぼっているのかもしれない。
すると、過去へのタイムトラベルも現実味を帯び、時間の概念すら変更を余儀なくされる
実験に参加した名古屋大の小松雅宏准教授は「実験に間違いがないかと検証を繰り返したが、
否定できない結果になった。公表することで他の研究者による検証や追試が進み、物理学の新たな一歩につながれば」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110924-00000103-san-soci