ユービーアイソフトから発売される「Child of Eden」(PS3 / Xbox 360)は,キューエンタテインメントの水口哲也氏が手がける最新作だ。 東京ゲームショウ2011の会場では,Xbox 360(Kinect)版がマイクロソフトブースに,PS3(3D立体視&パッド)版がスクウェア・エニックスブースにそれぞれ出展されていた。 Xbox 360版については,以前こちらのレポートでお伝えしているので,今回はPS3版でのプレイに挑戦してみた。 ジャンルとして“シナスタジアシューター”と銘打たれた本作は,Kinectセンサーにより,自分の両手を用いてプレイできることが大きな注目を集めている。 だが,実は,PS3/Xbox 360版ともに通常のコントローラパッドでのプレイも可能で,さらにPS3版ではPS Moveと3D立体視にも対応している。 今回は,コントローラパッドを使ってのプレイフィールを紹介しよう。3D立体視とパッドで味わう「Child of Eden」の世界は,果たしていかなるものだろうか。 本作のゲームシステムは水口氏が過去に手がけた「Rez」によく似ているが,「Rez」での基本攻撃がロックオンレーザーのみだったのに対し,本作では攻撃方法にトレーサーが加わったことにより,ゲームとしての奥深さも増している印象だ。 紫色のオブジェクトにはレーザーが効かないためトレーサーの出番となるが,途中,敵のコアが大量の紫色のキューブで包まれて現れた場面では,トレーサーでキューブを散らしつつ,剥き出しになったコアへ一気にレーザーを撃つ ――といった組み合わせのアクションも必要となっていた。 「Child of Eden」をパッドでプレイすることの一番の魅力は,パッドの振動機能だろう。両手を動かしてゲームの世界にダイブするような体験を味わえるKinect 版の素晴らしさは言うまでもないが, パッドからの振動によって味わえるゲームとの一体感も非常に魅力的である。