ほっとするニュース:レトロな「ビール電車」 勤め帰りに一杯どうぞ
上毛電鉄(前橋市)は22日と30日、1928年製のレトロな車両「デハ101」の車内で、勤め帰りの
サラリーマンらにビールとおつまみを車内販売する「ビール電車」を走らせる。デハ101は貸し切り
電車として不定期で運行されている1両電車。県が公共交通機関の利用などを推進するために定
めたエコ通勤期間(21〜30日)に合わせて企画し、同社は「もっと電車を利用して」と呼び掛けてい
る。【塩田彩】
ビール電車は両日とも午後6時半に中央前橋駅を出発し、西桐生駅間を1往復する。乗客は40
人限定。
普段は車で通勤しているサラリーマンらに、電車通勤をゆっくり楽しんでもらおうと、週末の帰宅
時間帯を選んだ。車内通路に長机を設置し、缶ビールやつまみなどを販売する。同社は「ビールを
飲みながら、昭和初期のレトロな電車の雰囲気を楽しんでほしい」とアピールしている。
デハ101は28年の同社開業と同時に運行を開始し、97年に一度引退したが、現在は中央前
橋−西桐生駅間で1往復9万円の貸し切り電車として不定期で走っている。
ビール電車の乗降可能駅は、中央前橋、大胡、赤城、西桐生の4駅。参加費は飲食代別で10
00円。事前申し込みも受け付けている。
問い合わせ、申し込みは同社営業課(電話027・231・3597)へ。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110919mog00m040012000c.html