民家で硫化水素が発生 2人死亡1人重体 自殺の巻き添えか
15日午前11時15分ごろ、東京都葛飾区高砂の民家で、「トイレ内で硫化水素を発生させ、けが人がでている」と119番通報があった。
駆けつけた救急隊員が、2階のトイレ付近で、この家に住む家族3人が倒れているのを発見。病院に搬送したが、長女(38)と母親(67)が死亡。
父親(68)も意識不明の重体。
警視庁亀有署は、長女がトイレ内で薬品を混ぜ合わせて硫化水素を発生させ、自殺を図り、異変に気づいて助けようとした両親が巻き添えになったとみて調べている。
同署によると、家族は3人暮らし。長女と母親はトイレ内に、父親はドアの外に倒れていた。トイレのドアには「入るな危険 硫化水素発生中」と書かれた紙が張られており、
実際に硫化水素が検知された。トイレ内からは、硫化水素を発生させるのに使用したとみられる2種類の塩素系の液体薬品と、バケツも見つかったという。
長女の遺書などは見つかっていない。
通報したのは両親とみられるが、2人とも救急隊員が駆けつけるまでに、硫化水素を大量に吸引してしまい、倒れたとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000554-san-soci