田中龍作:
では、なぜSPEEDIの公開は遅れたのか?公開しなかったのか。
枝野経産相:
私が把握した時点では、直ちに公開した。
確か原発事故が起きて3日目か4日目にSPEEDIというものがあると聞き、担当者を
呼んで話を聞いた。すると「様々な事情で使えない」という報告が返ってきた。
「原子炉からの放出放射性物質の量が分からないので使えない」ということだったが、
既に周辺地域、何か所もの放射線量測定は行われていた。私は文系だが「実測値と
気象状況が分かるのだから、逆算できるのではないか」と提案すると、ああそうだ、
という回答があり、逆算した結果が23日に公表したものだ。
その間、さまざまな単位あたりのシミュレーション、つまり「あるところで1mmシーベルト
が出たら、他のところはどう拡散するのか」のシミュレーション結果については、このような
問い質しをしたにもかかわらず、私のところには報告はなかった。
(田中記者質問部分 以上)
枝野無双ワロタ