茨城県取手市のJR取手駅前で昨年12月、
路線バスの中高生らが無差別に刃物で切られ負傷した事件で、
傷害と銃刀法違反の罪に問われた無職斎藤勇太被告(27)の判決公判が12日、
水戸地裁であった。
菱田泰信裁判長は「社会全体に大きな不安や衝撃を与え、
結果は重大」として懲役3年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。
菱田裁判長は「劣等感に追い詰められて優秀な生徒たちを道連れにしようなど、
死刑願望を実現するため多くの他人を巻き込む独り善がりの発想は身勝手極まりない」と指摘。
一方で「自分を見詰め直し、死ななければならないとの思いを改め、
被害者に対する謝罪の気持ちを述べている」など、情状を酌量した。
(2011/09/12-17:01)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011091200500