『日本人として読んでおきたい保守の名著』潮匡人著
「保守思想は垂直軸を持つが、リベラル陣営は水平次元でしか生きられない」。
そう主張する保守派の論客が、その垂直軸を示す読書入門。
エドマンド・バークの『フランス革命についての省察』に始まって、
トクヴィル、ハナ・アーレント、カール・R・ポパー、F・A・ハイエク、
ラインホールド・ニーバーの著書を解説しながら、保守とは何か、を見つめる。
単なる思想史の振り返りにとどまらない。チェスタトンを引いて著者は書く。
《いずれ、われわれはこう言わねばならぬ。
日本人は日本が偉大だから日本を愛したのではない。
日本人が愛したから、(震災から)見事に復興し、三度、
日本は偉大な国となったのだ、と》(PHP新書・756円)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110911/bks11091108420008-n1.htm