ソニーは、今年春に発表したタブレット端末「Sony Tablet」を9月17日に発売するにあたって、製品発表会を開催した。
発表会では、2012年、Android OS搭載のタブレット端末として、トップシェアを取りに行くことをアピールした。
今年春の発表時には、「Sony Tablet」としてリッチメディアエンタテインメント向けを「S1」シリーズ、
モバイルコミュニケーションエンタテインメント向けを「S2」シリーズと表現していたが、今回の発表で「S1」を「S」シリーズ、
「S2」を「P」シリーズと変更。「S」シリーズは、Wi-Fiで16GBの「SGPT111JP/S」、Wi-Fiで32GBの「SGPT112JP/S」、
3G+Wi-Fiで16GBの「SGPT113JP/S」の3モデル。「P」シリーズは、3G+Wi-Fiモデルの「SGPT211JP/S」を揃えている。
快適操作を目的に開発した独自の「サクサク・エクスペリエンス」、プレミアム映像配信サービス「ビデオ・アンリミテッド」で
映画やテレビ番組をダウンロードできる「ソニーエンタテインメントネットワーク」や、タブレット端末で初となる初代プレイステーションの
タイトルが楽しめる「プレイステーション サーティファイド」などネットワーク対応のサービスを利用することができる。
ソニーマーケティングの松原昭博執行役員は、「昨年の国内タブレット端末市場は85万台で、今年は200万台に達する見通しだ。
2012年には、320万台まで増えるだろう」と予測したうえで、「拡大する市場で、AndroidタブレットでシェアNo.1を目指す」との目標を示した。
拡販策については、「マジョリティ(一般消費者)を開拓する。ユーザー層の裾野を広げることで重要だ」と述べ、
ノートPCや他社製タブレット端末がパーソナルユース(個人利用)なのに対して、「“みんなのタブレット”をコンセプトに据える」とした。
3G+Wi-Fiモデルを販売することになったNTTドコモも登壇。板倉仁嗣プロダクト部第一商品企画担当部長が、
「これまで、タブレット端末向けのアプリが少ないという課題があったが、それを『Sony Tablet』が解決した」と新製品を評価した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110901-00000012-bcn-sci