子ども自ら情報発信を/高松で映像作品シンポ
メディア教育の事例や意義について紹介する「映像学習プログラムシンポジウム」が
24日、香川県高松市サンポートのe―とぴあ・かがわであった。約50人の参加者は、
児童がワークショップで制作した映像を通じ、子どもたちが自ら発信して情報を
伝えていくことの重要さに理解を深めた。
瀬戸内国際こども映画祭2011の開催に合わせて埼玉県などが主催。シンポに先駆け、
今月1日から3日まで、同会場などで新番丁小(高松市)の5、6年生26人を対象に
映像ワークショップも行った。
1部では、同小の児童が「高松の魅力を全国に紹介しよう」をテーマに、市内のうどん店や
女木島などを取材した映像3本やそのドキュメンタリーを紹介。
シンポには香川大大学院地域マネジメント研究科の原真志教授、フリーアナウンサーの
中井今日子さん、高松市PTA連絡協議会の樽谷佳樹会長、映像体験学習を行う
「SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ」(埼玉県川口市)の鈴木みどりマネジャーが登壇。
児童の映像を踏まえ、原さんは「映像をつくることを通じて、地域のよさを見つめ直せたのでは」
と指摘し、中井さんも「テーマ選びなど、大人が押し付けるのはよくないが、子どもが
見つけやすいように促すのは大人の役目」と映像学習のポイントを話した。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20110826000148