【幕別】町忠類地区を中心に特産のユリ根の収穫が始まり、
1個ずつ丁寧に箱詰めされた新物が本州などに出荷されている。収穫は11月上旬まで続く。
幕別や更別、中札内の農家で構成する「忠類百合根耕作組合」(野坂幸市組合長、組合員23人)は今年度、
10.6ヘクタールを作付けし、約100トンの収穫を目指している。
このうち1・2ヘクタールを作付けしている野坂組合長の畑では、家族ら5人が21日から収穫に入り、
22日は約2500個を掘り起こした。ユリ根は土を洗い流した後、傷が付かないよう1個ずつ丁寧に根切りをし、箱詰めしている。
野坂組合長は「お盆前は干ばつ気味で、やや小さめ。雨も降るようになってきたので、
今後持ち直していくのでは」と話していた。忠類のユリ根は、主に大阪や東京方面の市場に送られる。
地元では道の駅忠類や隣接する農畜産物直売所「菜の館ベジタ」などで、9月上旬ごろから新物が登場する。
http://www.tokachi.co.jp/news/201108/20110822-0010168.php