米南部で男が女性にかみつき逮捕、「500歳の吸血鬼」と主張
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22779820110819 [ヒューストン 18日 ロイター] 米テキサス州ガルベストンで、自分を吸血鬼だと信じて近所の家屋に押し入り、そこに住む女性にかみついて血を吸おうとした男が逮捕される騒ぎがあった。女性にけがはなかった。
住居侵入窃盗の疑いで先週末に逮捕されたのは、ライル・モンロー・ベンズリー容疑者(19)。駐車場でうなり声を上げているところも目撃されており、逮捕時はボクサーショーツのみを着ていたという。
地元警察によると、同容疑者は自分が500年生きている吸血鬼だと主張。現在勾留中で、これから精神鑑定を受ける予定となっている。被害を受けた女性は、同容疑者と面識はなかったとしている。
米国ではここ数年、吸血鬼をテーマにした本や映画などが人気で、吸血鬼と人間のロマンスを描く「トワイライト」シリーズや、テレビドラマ「トゥルー・ブラッド」などは特に若者の間で大きな支持を獲得。
このことから、吸血鬼をテーマにしたポップカルチャーが若者に少なからず影響を与えているとの見方もある。
テキサス大学のトーマス・ガーザ博士は、吸血鬼は死ぬことなく永遠に生気に満ちていられることから、若者はそのようになりたいと考えるかもしれないと指摘。「『トワイライト』シリーズに登場する吸血鬼の主人公は日中でも外に出ることができるし、
運転する車もボルボだ」と述べ、現代のバンパイアは魅力的でファッショナブルに描かれていると説明した。