小松工生 旋盤に向かう夏 猛暑の特訓
ものづくり大会 北信越V狙う
高校生ものづくりコンテスト県大会(全国工業高校校長協会主催)旋盤部門で優勝、
準優勝した小松工業高校の生徒2人が、
9月に富山市で開かれる北信越大会に出場する。優勝して全国大会に進出できるよう、
夏休み中も毎日、蒸し暑い実習室で練習に励む。(井上真典)
北信越大会に出場するのは二年生の枷下(はさした)学君(16)と三年生の丸二泰生君(18)。
七月二十九日に七尾市の七尾東雲高で開かれた県大会で、枷下君が優勝、丸二君が準優勝し北信越大会出場を決めた。
競技は旋盤で円柱形の鉄を時間内に加工。課題として事前に示されている製作図通りの形に仕上げ、百分の一ミリ単位の精度を競う。
北信越大会で優勝すれば十一月に東京で開催される全国大会に進める。
連日三〇度を超える猛暑の中、二人が練習する実習室には大型扇風機三台があるだけ。
安全のため長袖で生地の厚い作業服を着た二人は、繰り返し課題に取り組む。
枷下君は「暑くてすぐに集中力が切れる」と苦笑いしながら真剣な表情で旋盤に向かっていた。
顧問の宮本隆一教諭(48)は「全国五位以内に入賞し、小松を盛り上げていきたい」と意気込む。
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20110812/CK2011081202000134.html