マスゴミ「 収 益 が ド ン ド ン 落 ち て る の ! 助 け て ッ ! ! 」

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1名無しさん@涙目です。(神奈川県)

 この「ギョーカイ人」と「パンピー(一般ピープル)」という業界用語が誕生したことが象徴であるように、
この頃からテレビ界には、思い上がりと愚民思想がはびこり始めた。それは「テレビ崩壊」の始まりでもあった。

 バブルの金余りとメディアとしての影響力の肥大化で、
「チャンネルを持っているだけで広告料が勝手に入ってきた」(キー局制作部門OB)。
テレビマンは、視聴者を忘れ、スポンサーや“数字の取れる”タレントばかりに目を向け始めた。
テレビの発展を支えてきた「柱」が、コンテンツではなく、利権に代わった瞬間だ。

 そんなボロい商売ができたのは、テレビマンの実力ではない。
政府がテレビ事業者に対して独占的に「公共の電波」を使用する権利を認める「放送免許」を与えたからに過ぎない。

 日本ではその放送免許は政府からタダ同然で交付される「配給制」だ。
しかし、OECD加盟国の大半では「電波オークション」が導入されている。
これは、電波の使用権を競売にかけることで公正な競争原理を持ち込み、新規参入を促すものだ。

 さらにわが国では、その格安で配給された免許に、
テレビ局が支払う年間の電波利用料が破格の安値だ。全128局が払う電波利用料は、年間で50億円前後。
一方、全社の総売上高は3兆円近くにのぼる。仕入れ値の600倍の売り上げを得るボロい商売なのだ。

 地上波はキー局5社による独占体制で、競争相手もいない。
地方局は、もともと地元の権力者や有力企業、自治体がカネを出し合って設立した経緯から、
地方政界と結託して政治利権の道具になっている。
その地方局を系列下に組み入れることで、キー局の全国的なマスコミ支配が完成した。

「こういう構造だから広告料など言い値の世界。放送免許さえ持っていれば、
番組の質など関係なく、黙っていてもスポンサー枠が埋まった」(キー局幹部)といった具合に、
テレビはわが世の春を謳歌した。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110810-00000002-pseven-pol