東電「汚染牛は農民の責任。あと津波被害分はお前らが負担」→百姓激怒

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1名無しさん@涙目です。(福岡県)

 肉牛から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されるなど、福島第1原発事故に
よる農業被害が拡大している問題で、農民運動全国連合会(農民連)は3日、被災地で補償
対応に当たる東京電力職員の言動が横暴だとして、東電に謝罪と迅速な賠償を求める要請
活動を行った。

 農民連によると、東電職員は宮城県で「牛肉問題は汚染された稲わらを与えた農家の責任」と
発言したという。福島県では「(補償対象だという)証拠を示す責任がある」と次々に資料を提出
させ、賠償金の仮払いで「津波による被害分は後で返してもらう」と話したという。

 賠償金の支払い自体も停滞。原発から約12キロの南相馬市でコメなどを栽培していた三浦
広志さん(51)は「20キロ圏内の場合は賠償請求の書式さえ決まっていない」と批判。福島市の
服部崇さん(40)も「7月中に示すはずだった風評被害の書式もまだだ」と憤った。

 東電福島原子力被災者支援対策本部の橘田昌哉部長は「被害者の心情を踏まえない言動で、
事実ならば申し訳ない」と謝罪。「初めてのことなので時間がかかっている。資料確認の迅速化を
図る」と述べた。

 要請活動には宮城、福島両県などから約350人が参加。東京都千代田区の東電本店前に
肉牛2頭を並べ、シュプレヒコールを上げた。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110804t65011.htm