熊本産豚肉からセシウム検出!→調べたら福島産豚肉を偽装してました

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熊本県が週刊誌に訂正申し入れ  セシウム検出豚記事

熊本県は28日までに、今週発売の週刊誌 「女性自身」 の記事の見出しで、放射性
セシウムが検出された豚肉が 「熊本県産」 とされたのは事実と異なり、風評被害
を招く恐れがあるとして発行元の光文社 (東京都文京区、高橋基陽社長) に蒲島
郁夫知事名での訂正記事掲載を申し入れた。

「女性自身」 編集部は訂正を掲載する意向。

同誌は、熊本県内の農場が6月、福島県川俣町から購入した豚 15 頭のうち 2 頭から放
射性セシウムが検出されたとの記事を、「『熊本産』豚肉からセシウム検出」 の見
出しで掲載した。

熊本県畜産課によると、日本農林規格(JAS)法では、飼養期間の最も長い場所を
原産地として表示するよう定めている。2頭の豚は生後約 8 カ月で熊本に移送され
ており、「国産」以外の表示をする場合、「福島県産」 となる。熊本県は 「熊本
で生まれた豚からセシウムが検出され、あたかも放射能に汚染されているといった
誤解を招く」 として抗議した。

この 2 頭の豚は繁殖豚として購入され、食肉用に解体された。農場側の相談を受け、
熊本県が念のため検査したところ、それぞれの豚の肉から1キログラム当たり 10.1
ベクレル、6.6 ベクレルの放射性セシウムを検出した。国の暫定規制値の 500 ベクレル
は大幅に下回り、豚肉計 128.2 キロも農場の冷凍庫に保管され、流通していないという。

「女性自身」 編集部は 「記事には誤解を招く表記があり、編集部としては訂正の
掲載を行う予定です」 とのコメントを出した。

熊本日日新聞 (2011年07月29日)
http://kumanichi.com/news/local/main/20110729002.shtml