栃木・那須町に滞在する天皇皇后両陛下、福島県から避難してきた被災者をご訪問
フジテレビ系(FNN) 7月27日(水)19時42分配信
御所での任命式に窓を開けてのご公務。皇居にも厳しい節電目標が掲げられていた。
天皇皇后両陛下は、ご静養のため、26日から栃木・那須町に滞在している。
両陛下はこの地で、東日本大震災で被災した人たちを訪問された。
陛下は、被災者に「大変でしたね。いかがですか、こちらの様子は」と声をかけられた。
那須町には、原発事故で福島県内から避難してきた人がいまだ、130人余りいる。
陛下は、帰りたいと訴える被災者に、「原発が重なって、大変だろうと思います」と話しかけられた。
一方、皇后さまは、時に被災者の手を取り、「つらかったね、本当にね」などと声をかけられた。
両陛下はこれまでも、震災や被災者のことを第一に行動されてきた。
お住まいである御所の自主停電も行っていた時期もあった。
そしてこの夏は、東京電力管内の企業や一般家庭に対し、15%の節電が呼びかけられているが、
皇居内では、これよりもさらに厳しい20%以上の節電目標が掲げられている。
節電対策の1つは、宮中行事の開催場所。
これまで宮殿では、歌会始などの儀式や、大臣の認証官任命式などをはじめ、多くの重要行事が行われていた。
しかし7月、平野復興担当相の任命式が行われたのは、両陛下のお住まいでもある御所。
広くて消費電力も大きいとされる宮殿の代わりに、比較的、消費電力の少ない御所で行われたのは、初めてのことだという。
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