初動捜査の対応強化を目指し、府警は26日、事件現場の画像を送信したり、警察官の所在地を
把握したりできる機能が備わった携帯電話型データ端末と、通信機能が大幅に向上した
新型無線機を警察署の地域警察官らに配備すると発表した。府警は「迅速で的確な初動捜査が
可能となる」と期待している。
新たな機器投入は「地域警察デジタル無線システム」と呼ばれ、警察庁主導で、全国の警察で
運用が始まっている。府警では、27日の松原署を手始めに、10月までに各警察署などに
計約6700台を順次配備する。
携帯電話型データ端末では文字情報の伝達も可能。張り込みなど声を出せない状況で
有用という。一方、新型無線機は現行機種より20%軽量化し、連続使用時間も最大約70%
アップの12〜18時間になった。通信が困難だった地下街などでの使用も可能。
無線機の更新は約20年ぶりという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110727-OYT8T00050.htm