被害者の鍵で玄関施錠か 室内に犯人の土足跡も
2011.7.24 01:30
京都府木津川市のアルバイト店員、福田益美さん(27)が殺害された事件で、犯人が遺体の発見を遅らせるため、
福田さんの鍵を盗み、玄関を施錠して逃走した可能性が高いことが23日、捜査関係者への取材でわかった。京都府警は、犯行状況の解明とともに、福田さんの自宅付近で犯行時間帯に検問を行うなどして不審人物の洗い出しを進めている。
また、室内に残っていた犯人のものとみられる足跡は土足で、部屋の中にあったことが判明。しかし、玄関付近に目立った血痕は残っておらず、
犯人は靴底についた血などを洗い流して逃走したとみられる。
捜査関係者によると、福田さんの自宅の鍵は3本あり、1本は福田さん、合鍵と予備の2本は交際相手の男性(25)が持っていた。うち福田さんの鍵1本が見つかっていない。
男性は府警に対し、21日夜に合鍵で部屋に入り、居間で福田さんの遺体を発見した際、居間の電気は消えていたと説明。犯人が福田さんを殺害した後、
早期の遺体発見を恐れて電気を消し、室内にあった鍵を持ち出して施錠した可能性があるという。
府警は、居間にあった財布が盗まれていない点や、殺害状況などから、福田さんに恨みを持つ者が部屋を訪ねた直後、犯行に及んだとみて、交友関係を中心にトラブルがなかったかを調べている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110724/crm11072401310003-n1.htm