群馬県の大沢正明知事(65)が前橋市の知事公舎に女性を宿泊させたと週刊誌に報じられ、
13日の記者会見で事実を認めた。一緒に酒を飲むうちに寝てしまったと釈明して陳謝。
女性は月1回、公舎を訪れていたという。大沢知事には妻がいる。
妻とは別の女性との“お泊まり”がキャッチされたのは、今月3日の県知事選で再選した5日後の8日。
時季外れのフード付きダウンジャケットを着て顔を隠して公舎へ入り、そのまま一泊。
同誌は、2人が10数年前から愛人関係にあり、女性は昨年から40回以上も公舎に泊まっていると指摘している。
大沢知事によると、女性は8日、老人ホームの業務報告のために公舎を訪問。
「うかつにも酒を飲んでしまいまして、いつの間にか相当酔って寝てしまった」と述べ、
一緒に酒を飲むうちに知事が先に寝てしまい、女性が泊まったと釈明した。
男女関係は否定したが、女性がこれまで月1回は事業報告に公舎を訪れていたことを認め、
「倫理的に問題があるのでは?」と質問されると「思いますね」とだけ答えた。
「誤解や臆測を生む行動で県民に迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝したが、辞職については否定。
減給など、自身への処分については「よく考えたい」とした。12、13日に秋田市で開かれた
全国知事会議出席のため出張していたが、今回の報道対応で12日午後から途中欠席。
理由については「(知事会に)ご迷惑をかけるとの思いがあった」と述べた。
知事公舎をめぐっては、5月の記者会見で、週に1、2回程度しか使っておらず
「あのような広い公舎はいらない」と発言していた。
同誌の取材に対して、大沢知事は、女性が顔を隠して公舎に入る理由について
「あの後藤田正純さんのようなこともあったから」と説明。
後藤田衆院議員が飲食店で銀座のホステスの体を触るなどした後、
赤坂の議員宿舎に招き入れた報道を引き合いに出したという。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/07/14/kiji/K20110714001205120.html