バイオ燃料より有望、液化石炭の未来
技術の向上でコスト面のハンディが解消された液化石炭が、クリーンな代替燃料として中国やアメリカで注目
石炭を車の燃料に使えば、真っ黒な排ガスで空気が汚れそうだ。
しかし、そんな「汚い鉱物」も液状になると話は別。専門家の予測が正しければ、
液化石炭はガソリンに代わる燃料として、20年以内に世界各地で利用されるようになる。
液化石炭は自動車や列車だけでなくジェット機の燃料にもなる。しかも環境にやさしく経済的なうえ、
多くの地域で簡単に手に入ると、推進派は言う。
液化石炭は目新しいものではない。1920年代にドイツで開発され、ナチスの軍用車両に利用されていた。
しかし最近まで、石炭液化(CTL)技術はコストが高すぎた。
03年までの20年間、原油価格は平均1バレル=25ドルにとどまっており、1バレル=45ドルの液化石炭の出番はなかった。
しかしその後、原油価格が高騰し、人々の環境意識も高まるなか、
液化石炭は「正しい選択肢」として見直されつつある。エネルギー安全保障の面で有益で、
地球温暖化対策にも威力を発揮するとみられている。「CTLは今後、経済と環境の両面で社会に貢献する技術になりうる」と、
コンサルティング会社グローバル・インサイトのスティーブン・ネルは言う。
以下ソース
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/07/post-2186.php >>35 http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1310334773/