細野原発相は2日、福島県庁で記者団に、東京電力福島第一原子力発電所周辺で緊急時に屋内退避などができるよう準備が必要な「緊急時避難準備区域」について、近く解除を検討する方針を明らかにした。
福島県の佐藤雄平知事との会談後、記者団の質問に答えた。
細野氏は「学校や病院をできるだけ早く再開したい。水素爆発の危険性がゼロになるのが解除の前提だ」と基本方針を説明した。
ただ、具体的な時期については「『ステップ1』が達成すればすぐに解除、となるかどうかは、地元との協議の中で決めていく」と述べ、
原子炉の安定的な冷却を目指した工程表「ステップ1」の達成目標時期である7月17日を一つのめどに、地元の意見を踏まえて慎重に検討する考えを示した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110702-OYT1T00748.htm